好きな駄菓子は「たらたらしてんじゃねぇよ」。こんにちは、33-MDDTです。
本日は印象材概論のツボです。
≪インプット事項≫
覚えることは2つ。
①「弾性印象材」か「非弾性印象材」か?(機能印象材とかはまた後日)
②「化学反応で硬化」か「温度変化で硬化」か?
ざっくり説明すると、弾性印象材はプニョプニョしてるから歯の間とか、アンダーカットに入っても平気な印象材。非弾性印象材は固まるとカチコチで、アンダーカットとかに入り込んだら取れない印象材。
そうすると、弾性印象材は有歯顎、無歯顎患者両方に使える。非弾性印象材は無歯顎者のみですね。
また、化学反応で硬化とは文字そのまま。なので、一度反応したら元に戻らないですね。かっこよく言うと「非可逆性」。温度変化で硬化は、温かくなればトロトロで、冷たくなればカチカチってことですね。かっこよく言うと「可逆性」。
というわけで、下の表を覚えれば何かしらに役立つはずです。
≪臨床問題への応用≫
無歯顎、有歯顎には何が使えるか? 概形印象か、精密印象なのか?しっかり把握。
【問題】
義歯:98A-65
無歯顎の概形印象に適するのはどれか。2つ選べ。
a 印象用ワックス
b 印象用石膏
c ポリサルファイドゴム印象材
e アルジネート印象材
【解説】
a 印象用ワックス
➡考えなくてよし!
b 印象用石膏
➡流れの良い非弾性印象材なので、無歯顎の精密印象材
c ポリサルファイドゴム印象材
➡流れが良い弾性印象材だが、現在ほぼ使用されていない
➡流れの悪い非弾性印象材なので、無歯顎の概形印象材
e アルジネート印象材
➡流れ悪い弾性印象材なので、無歯顎と有歯顎の概形印象材
【解答】
d,e
それでは、またどこかでお会いしましょう。アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ