この間久々に沖縄料理を食べました。大学の卒業旅行が梅雨時期の沖縄で、僕のモンハンの装備がとても強くなったのが良い思い出です。
こんにちは、33-MDDTです。本日は、ニッチな印象材ポリサルファイドゴム印象材!
≪インプット事項≫
ポリサルファイドゴム印象材も「縮合反応」で硬化します。ということは、何かを生み出す訳ですね。反応生成物があるということは、寸法安定性は悪い!
【組成】
・ポリサルファイド
・二酸化鉛
【硬化機構】
・化学反応(縮合重合・非可逆性)
【性質】
・硬化がゴム系印象材で最も遅い
➡ 操作時間、硬化時間長い
・硬化は温度や水の影響を受ける
➡ 高温多湿で効果が促進
・弾性ひずみ、永久ひずみは共に付加型シリコーンゴムより大きい
➡ 弾性ひずみ大きいことはよいことだけど、永久ひずみ大きいって・・・
・反応生成物あり
➡ 縮合反応で水分を出す
➡ 寸法安定性はそりゃ悪い・・・
≪臨床問題への応用≫
なかなか臨床問題でポリサルが問われることがないので、オーソドックスな材料学問題を出しておきますね。
≪臨床問題への応用≫
【問題】
理工:102A-40
重合反応によって硬化するのはどれか。2つ選べ。
a 寒天印象材
b 石膏系印象材
d ポリエーテルゴム印象材
e ビニルシリコーンゴム印象材
【解説】
重合反応ときたら、思い出すのは「縮合重合」と「付加重合」ですね。
よって、ゴム系印象材を2つ選んでください。
a 寒天印象材
➡ 温度で固まるので×だー
b 石膏系印象材
➡ 化学反応ですね。しっかり、石膏の硬化反応式思い出してください。
CaSo4・1/2H2O + 3/2H2O → CaSo4/2H2O + 発熱
➡ 温度で固まるので×だーー
d ポリエーテルゴム印象材
➡ ポリエーテルゴム印象材は付加重合で固まります。ちな、付加重合なので反応生成物はありませんよ、付加型シリコーンゴム印象材とナカーマ
e ビニルシリコーンゴム印象材
➡ シリコーンゴム印象材で付加型なら正解ですね。
【解答】
d,e
それでは、またどこかでお会いしましょう。アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ