エヴァンゲリオンではアスカ派でもレイ派でもなく、ミサトさん派です。
自分の歳がミサトさんを超えてもミサト「さん」って呼ぶのはなぜでしょうか?
ファーストガンダムのブライト「さん」と同じ理論ですね・・・
こんにちは、33-MDDTです。
印象材がひと段落したので、本日は特別枠です。学生さんが常に疑問を抱いてる
「印象方法」のうち「解剖学的印象ツボ」です。
≪インプット事項≫
まず、印象方法は大きく分けて二種類!
①解剖学的印象 or ②非解剖学的印象
【解剖学的印象】
これは、口腔内の状態をありのまま再現する印象。支台歯などに圧をかけたら、歯根膜分沈下して模型と口腔内が一致しませんよね?それだと、まずくね・・・?
じゃあどうするか?
➡無圧にする!
➡流動性が高い印象材を使う!
なので、「解剖学的印象=無圧印象」となります。
それこそ、フラビーガム部分に圧をかけて印象すると、出来た義歯は使用時常に、フラビーガムを押し付けることになります。それはまずい!
なので、個人トレーに細工をします
➡①遁路の付与
(これは、個人トレー上で圧をかけたくない部分に穴をあけて、印象材を逃がすことで圧をかけない方法です)
②個人トレー製作の際に、ワックススペーサーを多くする
(ワックススペーサーの枚数が多いほど、印象圧は小さくなります)
≪臨床問題への応用≫
【問題】
義歯:111C-66
70歳の男性。上顎義歯の動揺と前歯部顎堤の疼痛を主訴として来院した。審査の結果、義歯を新製することとした。ミラーの柄を用いた顎堤粘膜の審査時の写真と個人トレーの写真を別に示す。
この個人トレーを用いる印象法の目的はどれか。2つ選べ。
a 全顎にわたり均等圧で印象する。
b ニュートラルゾーンを記録する。
c 個人トレーの挿入位置を的確にする。
d 浮動性歯肉部を無圧状態で印象する。
e 正常粘膜部に咬合圧を加えて印象する。
【解説】
Aの写真から、「フラビーガム」だ!そして「フラビーガム=無圧印象」だ!と理解する。それから、Bの写真から、「フラビーガムの部分くりぬいてる!無圧印象したいんだ!」と「正常粘膜部は咬合堤つけてる!加圧印象したいんだ!」と分かれば完璧!
a 全顎にわたり均等圧で印象する。
➡いや、むりやん?くりぬいてるやん・・・
b ニュートラルゾーンを記録する。
➡君それ、フレンジテクニックやで・・・
c 個人トレーの挿入位置を的確にする。
➡それは「ストッパー」の話やで・・・
d 浮動性歯肉部を無圧状態で印象する。
➡フラビーガムは無圧!加圧したら患者さん義歯入れたら痛くて痛くて・・
e 正常粘膜部に咬合圧を加えて印象する。
➡正常粘膜部に粘膜支持を求めるため、圧を加えた機能印象!
もしよかったらこちらの記事参照
☆個人トレーにおけるストッパーの役割もとりあえず抑えましょう(提案)
①支台歯以外に付与する
②個人トレーを定位置に保つ
③印象材の厚みの確保
【解答】
d,e
それでは、またどこかでお会いしましょう。アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ