世間のクリスマスムードが僕に力を与えます。いつか「空元気玉」を打てる日が来るのでしょうか。。。みんな、オラに空元気を!!
33-MDDTです・・・ つらみ(´;ω;`)
今日は、最近ぐいぐいきてる「光学印象法のツボ」
≪インプット事項≫
CAD/CAMの流れは大きい分けて2つ。
①口腔内スキャナを用いた光学印象
②通法通り精密印象採得を行い、石膏模型を製作。その石膏模型をスキャンする方法
またどこかでCAD/CAMの話は触れると思いますので、本日は光学印象の話をば。。。
【光学印象】
近年、CAD/CAMの問題が頻出ですね。光学印象法は口腔内に小さなスキャナーを突っ込んで、口腔内をスキャンすることで、石膏模型を製作することなく、CADに口腔内の3D模型を製作するのです。その後、CAMで削り出しを行います。
・石膏模型不要
・咬合採得必要
➡口腔内スキャナで嚙み合わせの記録を採得します
・スキャンしたデータはそのままCADへ転送
➡その際のデータの拡張子は「STL」です。
・支台歯形成は単純な形が望ましい
➡口腔内スキャナでスキャンできない部分があると色々と不備が・・・
・奇麗なマージンを出すために歯肉圧排したほうが良い
≪臨床問題への応用≫
【問題】
保存:111C-84
43 歳の男性。下顎右側第一大臼歯の修復物が脱離したことを主訴として来院した。齲蝕を除去し、部分被覆冠を製作することとした。支台歯形成後に行った印象採得時の写真を別に示す。
従来の印象法と比較したこの方法の特徴はどれか。2 つ選べ。
a 印象材を必要としない。
b 咬合採得を必要としない。
c 歯肉圧排を必要としない。
d 石膏模型を必要としない。
e 対合歯の印象を必要としない。
【解説】
写真から「あっ、出やがったな光学印象!」と分かれば終わりな問題。
a 印象材を必要としない。
➡うん、だって光学印象だからね!
b 咬合採得を必要としない。
➡咬合採得をしないと嚙み合わせ分かりませんよ。。。
通法なら「バイトワックス」やら「シリコーンバイト」で採得しますが、口腔内スキャナの場合は、それらは用いません。口腔内スキャナで咬合採得しましょう。
c 歯肉圧排を必要としない。
➡マージン隠れちゃうとスキャンできない・・・ しよ・・・?
d 石膏模型を必要としない。
➡いらねーぜ!これでクリニックから出る産業廃棄物も減るぜ!
e 対合歯の印象を必要としない。
➡いるぜ!!!対合なかったらどう補綴物つくるんだぜ!?
【解答】
a,d
それでは、またどこかでお会いしましょう。アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ