国家試験がひと段落した後の、僕の仕事は二つあります。一つは112回国家試問題への解説書作り、もう一つはかかわった学生たちとの飲み会・・・
「国試終わったら旨いごはん食べに行こうな!」と散々焚き付けてたので、ワタミや鳥貴族では許されるわけもなく・・・ 出費が・・・
一年でクリスマスの次にお金が飛ぶ月、今から軽めに鬱です。こんにちは、33-MDDTです。
本日は非貴金属シリーズ一弾、コバルトクロム合金です!
≪インプット事項≫
【コバルトクロム合金の特徴】
①貴金属と比べて比重が小さい!
➡コバルトクロム(8.9) なので、義歯床として有利。
②融点が高い!
➡コバルトクロム(1500℃)なので、使う埋没材はリン酸塩系埋没材です。
③高弾性率
➡たわみにくいです、貴金属系の二倍です!
➡また、硬いため研磨が難しいです。
④鋳造収縮が大きい
➡融点が高いたえめ、収縮は大きい(2.3%)です。
④生体安定性が高い
➡Crの酸化物が生成される
➡不動態化膜ができる!
⑤アレルギー、毒性の問題がある。
➡Niの細胞毒性
★添加元素の役割は以下の通り
≪臨床問題への応用≫
【問題】
歯科理工学:100-B108
同一条件で延伸鋳造した場合に遠心力が最大になるのはどれか。1つ選べ。
a タイプ4金合金
b 金銀パラジウム合
c ニッケルクロム合金
d コバルトクロム合金
e チタン合金
【解説】
この問題を言い換えると「比重が一番重いのはどれか?」になります。
なので、ニッケクロム合金、コバルトクロム合金、チタン合金の非貴金属たちは即除外。そして、金と銀、どちらが重いか?結論から申し上げますと、金です!
気を付けてほしいのが、金とプラチナだとプラチナのほうが比重は大きいこともチェケラです!( ..)φメモメモ
よって答えは金合金となります。
【正解】
a
では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ