ええ!?来週ってもう三月?俺の中ではまだ松も明けてないぜ!?
こんにちは、33-MDDTです。学生ちゃんたちは卒業旅行でハワイやらドバイやらなんやら行っているようですが・・・
先日、卒業旅行から帰ってきた女の子がバレンタインデーに僕を訪ねてきてくれて「せんせーお土産買ってきたよー!」っと教室に訪れたので「チョコかな!ワクワク!」と思い、袋を開けたら。。。。
歯磨き粉でした・・・ フッ素含有率めちゃめちゃ高いやつ・・・
いぁ、ありがたいんですけどね? お土産買ってきてもらえるだけで・・・
チョコくれ(´;ω;`)ウゥゥ
さて、今回からは112回の歯冠補綴学をさらっていきましょう!
【問題】
保存修復:112-A66
48歳の女性。前歯部の審美不良を主訴として来院した。検査の結果、上顎右側側切歯から左側側切歯までの欠損を固定制ブリッジで治療することとした。ブリッジ製作過程の写真を別に示す。
この過程より後に行うのはどれか。2つ選べ。
a グレーシング
b エアベントの付与
c ガイドグルーブの付与
d アンチフラックスの塗布
e 金属接着性プライマーの塗布
【解説】
あぁぁぁああああ、スコ!この問題スコ!いろいろ詰まっててスコ!!
やはり手順系問題は鉄板ですね。この問題を解く上で、この補綴物が「レジン前装冠ブリッジ」ということが分かればほぼ勝ちです。
なぜ、レジン前装冠ブリッジと判断できるか?
それは「いやー、この患者、右上の5にメタルインレーだし、FMCも入ってそうだし、ぜってー自費入れなさそうな患者だから保険のレジン前装冠ブリッジだろwww」
っと思った方! 最高です、俺もそう思います。 が! 待ってください、それはドクターになってからで結構です。
答えは「リテンションビーズの有無」です。
a グレーシング
➡レジン前装冠ということは、グレーシングは行いません。グレーシングは陶材焼付け鋳造冠などに行う処置です。
b エアベントの付与
➡まさか。。。ここでエアベントとは・・・ これは、「なめられ」や「背圧多孔」などの鋳造欠陥を防ぐために行う処置です。メタルフレームが完成しているため、×!
c ガイドグルーブの付与
➡これは、支台歯形成時に歯質に行う処置です。支台歯形成は終わっているので×!
d アンチフラックスの塗布
➡写真ではパターンレジンでメタルフレームが固定されています。いまからろう付けをお行うためアンチフラックスを用いります。黒鉛などがアンチフラックスとして利用されます。
e 金属接着性プライマーの塗布
➡ろう付け後にレジンを塗布し重合します。よって金属プライマーは使用します、代表的な金属プライマーは「VBATDT、10MDDT,MTU-6」などです。
【解答】
d e
それでは、またどこかでお会いしましょう。アデュー(*´♡`*)
次回は補綴でお届けしますね★
- 出典:厚生労働省ホームページ