歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

112回歯科医師国家試験から一か月たったから改めて振り返る企画【義歯編】②

 あかん、そろそろ春改変のアニメ何見るか考えなきゃ!!今季、どろろからくりサーカスしか見てねぇぞ・・・ こんにちは、33-MDDTです。あかん、10年後も同じこと言ってそう・・・ あかん。。。俺の人生・・・

さて、本日も義歯で行きましょう!

 

【問題】

補綴学:112-B72

73歳の女性。前肢の審美不良を主訴として来院した。検査の結果、上顎義歯を新製することとした。完成義歯を指摘したところ、義歯の圧迫感を訴えた。義歯撤去時の口腔内写真、製作した義歯の写真及び適合試験の写真を別に示す。

 矢印で示す状態の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。

 

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a リリーフの不足

b ボクシングの不備

c ビーディングの不足

d ブロックアウトの不足

e リカントゥアリングの不備

 

 

【解説】

 全く材料が関係ないのですが、また新しい単語が出てきたのでさらっておきましょう。まず、この問題の解き方ですが、義歯の問題で必ず注目するところは「主訴」「使用期間(半年以上か?未満か)」です。

今回の主訴は「新製した義歯の圧迫感」で使用期間は「装着直後」です。

この問題の選択肢にはないのですが、「顎堤吸収」や「人工歯の咬耗」などの選択肢は基本的に「義歯装着から半年以上経過してから起こる」と考えてください。

そして、選択肢を消していくときに「この選択肢が正当になる時の患者の主訴はなんだろう?」と考えると少しクリアになると思います。

一緒に練習してみましょう。

 

a リリーフの不足

 ➡リリーフは「被圧変異量の差の保障」です。リリーフの不足が答えになる時の患者の主訴は「噛んだ時痛い」です。なので×

 

b ボクシングの不備

 ➡ボクシングの目的は「石膏模型の厚みの確保、適切な辺縁の再現」です。ということは、適切に辺縁が再現されていないときにおこるのは「脱離や床下への食片介入」です。

 

c ビーディングの不足

 ➡ビーディングは上顎金属床の辺縁部に「辺縁封鎖性の向上や鋳造収縮の保証」を目的として付与するものです。なので、患者の主訴は「義歯が外れやすい」です。

そもそも、金属床じゃねーーし!

 

d ブロックアウトの不足

 ➡ブロックアウト不足で「義歯の圧迫感」が主訴になるのは初めて耳にしましたが、ほかの選択肢が確定で×枝なのでこちらでしょう。

 

e リカントゥアリングの不備

 ➡ これは、支台歯の豊隆を修正し、適切なアンダーカットを付与するということです。ということは患者の主訴は「義歯が着脱しにくい、義歯が外れやすい」となります。

 

【解答】

d

 それでは、またどこかでお会いしましょう。アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。