歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

鋳造用合金のツボ⑤ チタン合金

 新年度だーーー!いやぁだーーー仕事したくないでござるーーー!

講義だるいよ、実習だるいよ、実験めんどくさいよーーーー!!!

若い子たちが笑顔で入学式してるのが憎い!俺もそれくらいの年は、希望に満ち溢れてたわ!それがなんだ!今は!! 材料と戯れる日々じゃないか!! 俺にも希望をください・・・、33-MDDTです。

さて、今回からまた通常ブログに戻りましょう。金属の続きでしたね♬ 

 

本日は非貴金属シリーズ二弾、チタン合金です!

インプラント材料として頻出のこの合金、国家試験にも頻出です。特に今現在の出題委員の先生の名前を見ると特に!しっかり押さえましょう!

 

≪インプット事項≫

 

【チタン合金の特徴】

 

①貴金属と比べて比重が小さい!

 ➡チタン合金の比重は4.5なので軽い。

 ➡コバルトクロム合金よりも軽いです!

 

②融点が高い!

 ➡チタン合金(1680℃)なので、使う埋没材はチタン専用埋没材です。

 ➡通常の耐火材(石英、クリストバライト、トリジマイト)を用いた埋没材だと

  耐火材でも耐えらえないです。なので、チタンの融点にも耐えられる耐火材(アルミナ、ジルコニア、カルシアなど)と使用した埋没材を使います。

  ➡チタンを融解するなら「アーク溶解炉」です!

 

③酸素と親和性が高い

 ➡酸素と結合することで不動態化膜を形成する!よって親和性高いです!

 

④チタン表面に〈Ca3(PO4)〉2を形成する

 ➡リン酸カルシウムを形成するため、骨適合性に優れる

 

⑤鋳造収縮が大きい

 ➡融点が高いたえめ、収縮は大きい(2.3%)です。

 

⑥ニッケルチタン合金は超弾性や形状記憶などの機能がある

 ➡超弾性  :耐力を超えた応力を加えて、除重するともとにもどる。

 

 ➡形状記憶 :耐力を超えた応力を加え、加熱するともとにもどる。

 

⑦タイプ別に分けることができる

 深入りしませんが、金合金と同じと考えてください。

 タイプ1チタン合金は強さや硬さが小さく、伸びが大きい。

 タイプ4チタン合金は強さや硬さが大きく、伸びが小さい。

 

≪臨床問題への応用≫ 

【問題】

歯科理工学:100-B108

 

 同一条件で延伸鋳造した場合に遠心力が最大になるのはどれか。1つ選べ。

 

a   タイプ4金合金

b  金銀パラジウム合

c  ニッケルクロム合金

d  コバルトクロム合金

e  チタン合金

 

 

 

【解説】

  この問題を言い換えると「比重が一番重いのはどれか?」になります。

なので、ニッケクロム合金、コバルトクロム合金、チタン合金の非貴金属たちは即除外。そして、金と銀、どちらが重いか?結論から申し上げますと、金です!

気を付けてほしいのが、金とプラチナだとプラチナのほうが比重は大きいこともチェケラです!( ..)φメモメモ

 

 

 

よって答えは金合金となります。 

 

【正解】

a

では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。