お久しぶりです、33-MDDTです。皆さんGWはいかがでしたか?GW明けすぐにテストの大学も多いかと思いますが、自分は延々と個別指導をしておりました。
あ、法事で田舎へいった際、令和初日におみくじを引いたのですがなんと大吉!
色々と言事が書いたあったのですが。。。見てくださいよこれ!!!
ええ・・・ 縁談のみ「時を待て!!」ってお前・・・
こんなの待ってたら令和おわるで。。。
さて、本日は鋳造欠陥のツボ②不良グループのツボです!
【インプット事項】
「なめられ」 金属がマージン部にしっかり入り込まなかった
「背圧多孔」 鋳造体の表面にしっかり入り込まなかった
「湯ざかい」 鋳造体表面に線状の段差が生じている
さて、まず「なめられ、背圧多孔、湯ざかい」は金属が鋳型に流れなかったことが原因居なります。
では、なぜ流れなかったのかを考えましょう。
①鋳造圧が低い ➡ そりゃ、流れ込みませんよね、しっかり溶解させましょう。
②鋳型の通気性不足 ➡ 金属は鋳型の中の空気を押し出して入り込みます。その空気を押し出せなかったらそりゃ入り込みません、「エアーベント」をつけましょう。
③金属が解けてない ➡ まだ溶けきってない金属いれたらそりゃ入り込みません。溶かしましょう。
④スプルー線の太さ不足 ➡ 入る道が狭けりゃ、そりゃ入らないやろ!太くしなさい!
⑤スプルー線の方向不良(湯ざかいのみ) ➡ 湯ざかいは二本以上のスプルー線がある時に発生します。右のスプルーから入ってきた金属と左のスプルーから入ってきた金属の凝固時間の差が原因です。しっかり、スプルーを植立して同じタイミングで凝固するようにしましょう。
≪臨床問題への応用≫
【問題】
保存修復学:87-B10
鋳造体辺縁の「なめられ」の原因について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 埋没材の練和不足
b 埋没材の通気性不足
c 鋳造圧の不足
d 鋳型の急激な加熱
e 金属の長時間加熱
【解説】
他の鋳造欠陥は次回以降の更新でお伝えするので、まずはこの問題を解けるように!
a 埋没材の練和不足
➡鋳型の練和不足は「突起」「鋳肌荒れ」など様々な原因になります。
b 埋没材の通気性不足
➡これ!まずこれ!!埋没材の通気性がないと鋳型の中に空気が残ってしまいます。
それがなめられの原因
c 鋳造圧の不足
➡押し込む力が強いと空気を押し出せません、これ原因!
d 鋳型の急激な加熱
➡これは、「バリ」の原因ですね。
e 金属の長時間加熱
➡これは「ブローホール」の原因です。
【正解】
b,c
では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ