歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

鋳造欠陥のツボ④「バリ、すくわれ、突起」

 きた!建英きめた!Jリーグ戦初ゴール!ゴラッソすぎるで!すげぇなぁ、17歳・・・ちょうど僕の半分の歳やで・・・

去年からのFC東京ファン、33-MDDTです。コパアメリカにみけてダゾンを契約するか否かがここ最近の一番大きな悩みです

さて、鋳造欠陥のツボ4回目は鋳型にエラーがあってそこに金属が入り込んでしまったグループ「バリ、すくわれ、突起」です!

 

【インプット事項】

「バリ、すくわれ」      埋没材が破壊されてそこに金属が入り込んだ

f:id:v33-MDDT:20190513102118p:plain     バリ:補綴物外側 すくわれ:補綴物内側



 

「突起」           埋没材に気泡が生じその金属が入りこんだ

f:id:v33-MDDT:20190513102139p:plain

 

「バリ、すくわれ、突起」の原因は「埋没材のエラー」です。

せっかくしっかりとワックス原型を作ったのに、埋没材がひび割れたり、埋没材に気泡が入ってしまい、その空間に金属が流れたらそりゃ変な形になりますよね?

 

①埋没材をオーバーヒートや急加熱させない(バリ、すくわれ) ➡ 埋没材でも過度な温度には耐えれません。耐火材って言っても、耐えられないときもあるんです。大人だって泣くときがあるように・・・ なので、適切な温度で鋳型を温めてください。

 

②鋳造圧をかけすぎない(バリ、すくわれ) ➡ 金属を入れるときに圧をかけすぎないでください。特にセラミックの加圧成形でよくおきますが、過度な圧は埋没材と人格を破壊します。

過度なプレッシャーはダメ!絶対!

 

③真空練和をしよう!(突起) ➡ 埋没材の気泡への金属流入が突起の原因。しっかりと真空練和をして脱泡しましょう!

 

 

≪臨床問題への応用≫ 

【問題】

保存修復学:107-A42

 鋳造直後のMODインレーの内面写真を別に示す。

f:id:v33-MDDT:20190513103417p:plain

矢印で示す鋳造欠陥を防止する方法はどれか。1つ選べ。

 

 

a 鋳造圧を高くする

b 湯だまりを付与する

c フラックスを使用する

d 鋳型の急加熱を避ける

e 通気性の高い埋没材を使用する

 

【解説】 

 

 写真が示しているのは「鋳バリ」です。にしても鋳造下手すぎるやろこれ・・・ 

 

a 鋳造圧を高くする

 ➡これが原因で起こる可能性があるから✖。圧を高くしなきゃいけない場合は「なめられ」「背圧多孔」ですね。

 

b 湯だまりを付与する

 ➡でた!ゆだまりスケッチ!僕は大家さんがイチオシですが、湯だまりで解決できるのは「引け巣」です。

 

c フラックスを使用する

 ➡フラックスの未使用が原因で起こる鋳造欠陥は「ブローホール」これは次回以降解説します。

 

d 鋳型の急加熱を避ける

 ➡これだ!!バリバリ最強ナンバーワン!「鋳バリ、すくわれ」は埋没材が破壊されて起こります。急加熱で破壊されますね!

 

e 通気性の高い埋没材を使用する

 ➡これも「なめられ」「背圧多孔」の対策です。

 

 

【正解】

d

 

では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。