先日、宮野真守さんのライブに行ってきました、初参戦です!ネタバレになるのはマモとの約束を破ることになるので詳しくは語りませんが・・・
正直濡れた←
あーー、かっこよい・・・ほんとかっこよい・・・ そんなに歳変わらないのに、惚れる・・・
白衣の下は先日購入したマモライのライブシャツです、どーも33MDDTです。
さて、今回は「義歯用材料のツボ⑤人工歯配列のツボ臼歯部編」です。
【インプット事項】
前回に引き続き配列のお話!本日は臼歯部排列です!
義歯の前歯部は「機能性が命」です!しっかり顎堤に咬合力を加える排列を行いましょう!
≪臼歯部部基準線≫
①歯槽頂間線 ⇒人工歯の歯軸と歯槽頂間線を一致させるように排列する。
歯槽頂間線と仮想咬合平面の角度<80°なら交叉咬合排列
また、リンガライズドオクルージョンでも対応できる!
②筋圧中立帯・ニュートラルゾーン
フレンジテクニックを用い、頬筋、舌筋、口輪筋の筋圧が均一になるところに人工歯を排列する。顎堤吸収が激しく「義歯の安定を求める」ならこれ!
③パウンドライン⇒下顎犬歯近心隅角からレトモラーパットの頬側、舌側縁を結ぶ線。
この三角形の中に臼歯部機能咬頭を排列する!
→舌房の確保と舌傷の予防が目的
ちなみに、下顎臼歯部の総幅径(モールド)は下顎犬歯遠心隅角からレトモラーパッドの手前までです。パウンドラインと似ていますが、微妙に違います!気をつけてください!
≪臨床問題への応用≫
【問題】
歯科補綴学:112-C55
形態の異なる2つの下顎顎堤の写真を別に示す。
義歯製作にあたり、Aと比較してBで考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 軟質裏装材の適用
b 解剖学的人工臼歯の選択
c 矢状切歯路傾斜格の増大
d 筋圧中立帯への人工歯配列
e 調節湾曲の強い人工歯配列
【解説】
いんやぁ難しい、この問題をバシッと解ける方は多分義歯マスターでしょう!
なかなか軟質裏装材に〇するのに躊躇しますよね、これ。。。
僕が考えるに、軟質裏装材にいきなり〇をするのではなく、他の選択肢を消して最終的に残ったのが軟質裏装材になると思います。
まず、Aと比較してBは顎堤吸収が激しいです。顎堤吸収が激しい時に何を考えるのか?「義歯の安定をより重要視」と「粘膜が薄いため、痛みを伴うことが多い」です。
a 軟質裏装材の適用
➡痛みを伴うことが多いので、使う場合が多いです。ソフリライナー入れておけばどうにかなる!
b 解剖学的人工臼歯の選択
➡顎堤吸収が激しい患者に解剖学的人工歯を使用したら、側方力が強く働き、義歯の脱離が起こります。なので、✖!
c 矢状切歯路傾斜格の増大
➡問題はこれです、この選択肢の消し方は・・・ 「いや、お前 顆路角のはなししてねーじゃん?わかんねーよwww」です。切歯路格は顆路角に応じて変化させます、今回の問題で顆路に関しての情報が一切ないので×にします!
d 筋圧中立帯への人工歯配列
➡これこれ!!顎堤吸収が激しい場合、義歯の安定を目的としてニュートラルゾーンへ排列しましょう!
e 調節湾曲の強い人工歯配列
➡これも顆路の話が絡みます。クリステンセン現象が大きい場合、調節湾曲を強く排列しますが、クリステンセン現象大きい場合は顆路角も大きくなります。やはりこの問題も顆路に関して触れてないので「いや、一概にはいえない!(キリッ)」で×にします。
- 出典:厚生労働省ホームページ