歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

歯科用陶材のツボ④ 陶材焼付け鋳造冠制作手順その3 完成まで

 今月は出張で温泉街に行くことになりました、いやぁ嬉しい・・・

夏休みらしいことを経費で行けるというのが嬉しい限りです。

ってあれ!?まって!?コミケは!?コミケいつだっけ!?

やべぇ、出張言ってる場合じゃねぇ!

講演会より同人誌、こんにちは33-MDDTです。歯科用陶材のツボ④、メタボン完成までいきましょう!

 

 

【口腔内試適から陶材焼成まで】

 

 

⑨オペーク陶材の付与、その後ディンティンやエナメル陶材の築盛

 

⑩ビスケットベイクの口腔内試適

 ➡ビスケットベイクとは素焼きの状態です。お茶碗の裏側のザラザラした所の状態です。その状態で口腔内試適することで「咬合関係、コンタクトの接触を確認します。

 

⑪ステイニング、グレーシング

 ➡色付けをして艶出しをします。

 

⑫その後、口腔内にて

コンタクトの確認コンタクトゲージ青が抵抗ありで入る、フロス咬合紙引き抜き)

マージン(短針にて)、内面適合(フィットチェッカーにて)確認

咬合調整

 を行い、合着しましょう!

 

 

ビスケットベイクの口腔内試適はまだ国家試験で手薄です、しっかり確認しておいてください。

 

 

 

≪臨床問題への応用≫ 

 

 

【問題】

歯冠補綴学:105A-111

 陶材焼成時に減圧する目的はどれか。1つ選べ。 

 

a  切削性の向上

b  接着性の増加

c  透明度の向上

d  適合性の向上

e  形態再現性の向上

 

 【解説】

 ここで抑えていただきたいのは、「コンデンスが終わった陶材を焼成するときは真空中」ということです。減圧で行うことの目的は「強度の向上と透明性の獲得」です。

大気で行ったら、陶材の中に気泡が入ってしまう可能性がありますからね・・・

 

【正解】

 c

 

 

【問題】

歯冠補綴学:106A-70

 

陶材焼付け鋳造冠の製作過程で、金属表面に酸化膜を生成させるために行うのはどれか。1つ選べ。

 

a 研削

b 酸処理

c コンデンス

d サンドブラスト

e ディガッシング

 

 【解説】

 酸化膜を生成する目的は「オペーク陶材との結合」であり、そのために行う処置は「ディガッシング」です。ディガッシングにより選択的に酸化するのはIn,Snです。

a 研削

 ➡バーで削って酸化膜できるかーーい!ちなみに、研磨は正のレーキ角、研磨は負のレーキ角です。

 

b 酸処理

 ➡これは、ディガッシング前に行う処置です。前の問題にも書いてある通り、異物の除去が目的!

 

c コンデンス

 ➡これは、陶材に対する処置で水抜きでしたね!

 

d サンドブラスト

 ➡これは、支台歯に合着する前に行いましょう!

 

e ディガッシング

 ➡はいこれ!!1000°程度で真空中で行い、酸化膜を付与します!

 

【解】

 e

 

では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。