今月は出張で温泉街に行くことになりました、いやぁ嬉しい・・・
夏休みらしいことを経費で行けるというのが嬉しい限りです。
やべぇ、出張言ってる場合じゃねぇ!
講演会より同人誌、こんにちは33-MDDTです。歯科用陶材のツボ④、メタボン完成までいきましょう!
【口腔内試適から陶材焼成まで】
⑨オペーク陶材の付与、その後ディンティンやエナメル陶材の築盛
⑩ビスケットベイクの口腔内試適
➡ビスケットベイクとは素焼きの状態です。お茶碗の裏側のザラザラした所の状態です。その状態で口腔内試適することで「咬合関係、コンタクトの接触」を確認します。
⑪ステイニング、グレーシング
➡色付けをして艶出しをします。
⑫その後、口腔内にて
コンタクトの確認(コンタクトゲージ青が抵抗ありで入る、フロス、咬合紙引き抜き)
マージン(短針にて)、内面適合(フィットチェッカーにて)確認
咬合調整
を行い、合着しましょう!
★ビスケットベイクの口腔内試適はまだ国家試験で手薄です、しっかり確認しておいてください。
≪臨床問題への応用≫
【問題】
歯冠補綴学:105A-111
陶材焼成時に減圧する目的はどれか。1つ選べ。
a 切削性の向上
b 接着性の増加
c 透明度の向上
d 適合性の向上
e 形態再現性の向上
【解説】
ここで抑えていただきたいのは、「コンデンスが終わった陶材を焼成するときは真空中」ということです。減圧で行うことの目的は「強度の向上と透明性の獲得」です。
大気で行ったら、陶材の中に気泡が入ってしまう可能性がありますからね・・・
【正解】
c
【問題】
歯冠補綴学:106A-70
陶材焼付け鋳造冠の製作過程で、金属表面に酸化膜を生成させるために行うのはどれか。1つ選べ。
a 研削
b 酸処理
c コンデンス
d サンドブラスト
e ディガッシング
【解説】
酸化膜を生成する目的は「オペーク陶材との結合」であり、そのために行う処置は「ディガッシング」です。ディガッシングにより選択的に酸化するのはIn,Snです。
a 研削
➡バーで削って酸化膜できるかーーい!ちなみに、研磨は正のレーキ角、研磨は負のレーキ角です。
b 酸処理
➡これは、ディガッシング前に行う処置です。前の問題にも書いてある通り、異物の除去が目的!
c コンデンス
➡これは、陶材に対する処置で水抜きでしたね!
d サンドブラスト
➡これは、支台歯に合着する前に行いましょう!
e ディガッシング
➡はいこれ!!1000°程度で真空中で行い、酸化膜を付与します!
【解】
e
では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ