ほんっっと、学生さんたちは良いところに住んでますな・・・
部屋を借りるために先週、物件探しに行っていたのですが よく話を聞くんと、個別指導の学生さんたちのほうが良いところ住んでますね・・・羨ましい・・・
さて、軽く夏バテ気味ですが皆さん、今年もあと4か月ですからね!!
国家試験まで5か月です! 秒で来ますよ!! 気を引き締めていきましょう!
【インプット事項】
≪製作法前回からのつづき≫
⑥ ジルコニアフレーム口腔内試適
➡ コンタクト、嚙み合わせは検査不可。対合歯との距離(クリアランス)を確認する
⑦ ジルコニアフレームの上に陶材築盛
➡ 気を付けなければならないのは3つ!
「オペーク陶材は不要」「ディガッシング不要」「ジルコニアと陶材との結合は焼結」
です!!
「オペーク陶材は不要」
➡ジルコニアは金属色ではないので、オペーク陶材は不要。いきなりボディタイプの陶材を築盛してください。もちろん「コンデンス」は必要です。
「ディガッシング不要」
➡ジルコニアと陶材はどの様にくっついているか?それは焼き付いています。メタボンのような「酸化膜を介しての結合」ではないため、ディガッシングは不要です。
「ジルコニアと陶材との結合は焼結」
➡上で述べたように、ジルコニアと陶材は焼き付いています。
⑧コンデンス後、陶材焼成
⑨ビスケットベイク試適
➡メタボンと同じように、このタイミングで「コンタクト」「嚙み合わせ」が診査できるようになります。
⑩ステイニング、グレーシング
≪臨床問題への応用≫
【問題】
歯冠補綴学:111-A
クラウンの写真(A、B)を別に示す。
製作過程でAのみで行う操作はどれか。2つ選べ。
a 焼 結
b 鋳 造
c 陶材築盛
d グレージング
e ディギャッシング
【解説】
写真からAがメタボン、Bがジルボン(多分・・・もしかしたらオールジルコニア)と判断がつくようにしましょう。選択肢からも分かりますね、ここでBの写真を硬質レジンCAD/CAM冠と勘違いしないように!
ということは、A,Bに共通することは「陶材築盛~焼成~ステイニング、グレーシング」です。
Aは金属に対する処置、Bはジルコニアに対する処置が必要です。
a 焼 結
➡ ジルコニアも焼結しますが、陶材も焼結します。よってこれはA,B共通!
b 鋳 造
➡ うん、これはメタボンですね。もちろん用いる埋没材は「リン酸塩系埋没材」ですよ。
c 陶材築盛
➡ これも共通部分です。
d グレージング
➡ これも共通。
e ディギャッシング
➡ これは、1000°程度でメタルフレームに熱処理を行って、In,Snを選択的に酸化させる処置。メタボンのみです!
【正解】
b,e
ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ