歯科材料のツボ

初めまして合格請負人ことmiuです。歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。連絡先メール: tidmiu@gmail.com ラインID: tidmiu インスタアカウント:tid_miu

接着・合着材のツボ③「ポリカルボキシレートセメント」

 

 先日、家族と家族の犬たち(マルチーズ三匹と、シーズー二匹 )と一緒にペンション旅行へ行ってきました。

みんなでレストランにも行きました、みんなでお山にも上りました、みんなでカメラマンさんに撮影もしてもらいました!

 

正直、幼稚園の遠足みたいな旅でした・・・ みんな楽しそうでよかった(*'▽')

 

ではポリカルボキシレートセメントです(*´♡`*) 

 

【インプット事項】

 

ポリカルボキシレートセメント

 

酸化亜鉛

ポリアクリル酸水溶液

 

 

 

硬化機構:イオンキレート反応 ➡ 亜鉛イオンが硬化に関わる

 

特徴

歯質、卑金属への接着性がある

 ➡歯質との接着はカルボキシ基による

②練和は紙練和とプラスチックスパチュラ

 ➡金属スパチュラを使用するとくっついて取れないため

 

 

≪臨床問題への応用≫ 

【問題】110A-113

歯科理工学

 

 キレート結合で硬化するのはどれか。2つ選べ。

 

a 水硬性仮封材

b リン酸亜鉛セメント

c グラスアイオノマーセメント

d 酸化亜鉛ユージノールセメント

e ポリカルボキシレートセメント

 

【解説】

 

a 水硬性仮封材

 ➡キャビトンですね。これは石膏が成分に含まれているため、石膏の硬化反応が関与します。

 

b リン酸亜鉛セメント

 ➡前回の記事の通り、これは酸塩基反応です。

 

c グラスアイオノマーセメント

 ➡問題なのはこれ!グラスアイオノマーセメントの硬化にはイオンは関わりますが、それは架橋反応です!キレート結合ではないので注意!

 

d 酸化亜鉛ユージノールセメント

 ➡次回の記事でも記載しますが、酸化亜鉛とユージノールのキレート結合で硬化します。

 

e ポリカルボキシレートセメント

 ➡今回の記事で記載した通り、亜鉛イオンが関与するイオンキレート結合です。

 

 

 

【正解】

d,e

 

 

ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。