お久しぶりです、34-MDDTです。
いやはや、更新が滞ってしまいました・・・今月末からまた学会で海外に行かなければならないらしく、その準備でてんやわんやです・・・ そして知らない間に歳をとってました・・・
といっても各大学、卒業試験の季節になってきましたね。この時期から踏ん張りどころです。現役の方はあと3ヶ月です!この地獄の状態があと3ヶ月で終わります!
浪人の方は、きます!いまらか現役生の追い上げがきます!越されないように、気を引き締めて残り3ヶ月勉強してください。
では、33MDDT改め、34MDDT本日の講義「
【根管用シーラーインプット事項】
①種類
・酸化亜鉛ユージノール
・レジン型(正直使ったことないです・・・)
②特徴
ここでは、よく使われる酸化亜鉛ユージノール系に関して。
・仮着に使われるユージノールセメントの粉の粒子より小さく、流動性が高い
➡根管緊密性が求められるので粒子は細かいです。
・鋳造のセメントより硬化時間が長い!
➡根充する際の時間確保です!たまになかなかアクセサリーポイントが根管内にうまく入らず
「ぬあぁぁぁぁああやってらんねぇぇ!!!んだよ、この根管形態!!上の7とかPerになんじゃねーーよ!!抜くぞこら!!(怒)」ってなる時がありますが、そんなときもシーラーは
「大丈夫、私はまだ固まらないよ・・・?焦らないで?一回おちつこ?ねっ?」
と、優しくあなたの帰りを固まらずに待っててくれます。
俺、シーラーみたいな女の子と結婚する!!
・歯質接着性はない!
・造影剤として硫酸バリウム、ストロンチウムガラスが添加されてます
≪臨床問題への応用≫
【問題】103A-67:歯内療法学
通常の酸化亜鉛ユージノールセメントに対する根管充填用酸化亜鉛ユージノールセメントの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 硬化時に膨張する
b 粉末の粒子が細かい
c エックス線透過性である
d 硬化時間が長めに調整されている
e 根尖歯周組織に対して非刺激性である
【解説】
良いですねー103回、僕が「受けるはずだった」国家試験・・・
同級生が103回を受けている中、留年が決まってた僕は自宅でPS3でドラクエやってたよーな・・・
a 硬化時に膨張する
➡歯科で硬化時に膨張する材料は「石膏」「アマルガム」くらいです。他は基本「収縮」。
b 粉末の粒子が細かい
➡流動性を確保するために、粒子は細かいですね!
c エックス線透過性である
➡造影剤の硫酸バリウム、ストロンチウムガラスなどが添加してます。
d 硬化時間が長めに調整されている
➡良い女房なんです、いつでも旦那の帰りを待っています。
硬化時間は長く設定されてます。
e 根尖歯周組織に対して非刺激性である
➡ユージノールが歯周組織に対して刺激性があります。それこそ、ユージノールセメントが粘膜に付着した時の灼熱感も刺激性ですよね?
【正解】
b,d
ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ