この時期から駆け込み個別講義が多くなります。卒業試験や国家試験までそこまで時間はないのですが、僕の講義を聞いて1点でも多くとってもらい、無事に合格してくれたらと思い、一生懸命に個別をしてます。
卒業試験前はそれこそ、単純暗記系をもう一度復習したほうが良いと思っています。
そして、臨床実地問題では「問題の考え方、解き方」を頭の中で整理してブレないようにしてください。
「支台築造材料のツボ2回目 ポストコア形成」です。
では、本日は間接法でポストコアを製作する際の手順を抑えましょう。
【インプット事項】
コアに求められる 太さ:歯根の太さの1/3
短いと「歯根破折」の原因になります。
長さ :歯根の長さの2/3
上記になるようにポストが入る穴を形成します。では、どのような流れで穴を掘るのか
①根充が終了した歯根があります。
②ピーソーリーマーでガッタパーチャポイントを根尖1/3だけ残して除去
③ガッタパーチャポイントを除去したら、根管形成用バーを用いて徐々に幅を大きくしていく。
④精密印象を行い、模型を製作する。その後、模型上でポストコアを製作。
その際、シリコン印象をする場合、レンツロを逆回転させて使用する。
≪臨床問題への応用≫
【問題】100D-7:歯冠補綴学
48歳の男性。支台築造を行っている。治療途中の口腔内写真とバーの写真を別に示す。続いて行う操作に用いるのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
【解説】
まず、口腔内写真から「根充が終了した状態」です。ここからコア形成をしていくことから、手順は「ピーソリーマー、根管形成用バー」ですね。
a アはラウンドのスチールバーです。齲蝕除去に使用します。
b イはテーパードフィッシャーバーです。窩洞形成に使用されます。
c ウはピーソリーマーです。まずはこちらを使用し、ガッタパーチャポイントを除去します。
d エ
e オ エとオは根管形成用バーです。ピーソリーマーを使用した後に使用します。
【正解】
c
ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ