歯科材料のツボ

初めまして合格請負人ことmiuです。歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。連絡先メール: tidmiu@gmail.com ラインID: tidmiu インスタアカウント:tid_miu

歯内療法関連材料のツボ⑤「支台築造材料のツボ3回目」

 皆さん、卒業試験いかがでしたか・・・?この時期は本当に結果発表が多くて嫌になりますね・・・ このブログを読んで少しでも点数が上がった方がいることをコメントで知れてとてもうれしく思いました(*´♡`*) 

ブログやってた冥利に尽きます♪本日はメタルコアのツボです★

 

 

【インプット事項】

 

 

コアにはメタルコア、レジンコア、ファイバーコアの3種類あります。

 

直接法で築造できる ――― レジンコアファイバーコア

 

間接法で築造できる ーーー メタルコアレジンコアファイバーコア

 

本日はメタルコアから!

 

メタルコアインプット事項】

・必ず間接法で製作します

模型上でワックスアップして鋳造して製作します。

弾性係数が大きいため、脆性になった歯根を破折する可能性があります。

 ➡角は丸めて破折防止(抵抗形態です)

・上顎の7番など、並行性がない3根にポストコアを植立する際、分割コアを製作します。

・正直、「弾性係数大きくて歯根破折しやすい」し、「金属色で審美性悪い」しよいところほぼないです! が唯一無二の利点「歯質が少なく、残存歯質が縁下にあっても使える唯一つのポストコア」です。

 

 

≪臨床問題への応用≫ 

【問題】93D-4:歯冠補綴学

 レジンによる築造法と比較したメタルコア法の利点はどれか。2つ選べ。

 

a  欠損が歯肉縁下に達していなくても応用できる。

b  患者の来院回数を少なくできる。

c  歯質の削除量を少なくできる。

d  支台歯の骨植が改善できる。

e   歯冠部の残存歯質が少なくても応用できる。

 

 

【解説】

 

a  欠損が歯肉縁下に達していなくても応用できる。

 ➡メタルコアは歯質が少なくて縁下に入っていたも使用できます。

 

b  患者の来院回数を少なくできる。

 ➡メタルコアの時点で関節法が確定です。なので、来院回数はレジンコアより多くなります。

 

c  歯質の削除量を少なくできる。

 ➡間接法なので、印象を取る際にアンダーカットはダメです!なので、アンダーカットを取り除くということは、歯質の削除量は多くなります。

 

d  支台歯の骨植が改善できる。

 ➡んなわけあるかーーーい!ポストコア築造したら、骨植改善したら歯周病の人すべてポストコア建てればええやん!

 

e   歯冠部の残存歯質が少なくても応用できる。

  ➡これもメタルコア唯一無二の利点!最近たまに模試でよくでますよね(゜_゜) 

 

 

 

【正解】

 a  e

 

 

ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。