【問題 114C-61 歯冠補綴学】
【解説】
シンプルですねぇ、この問題はしっかり「ポーセレンインレー内面」と言うところに注目することです。
なぜなら、ポーセレンインレー窩洞ですと、話が変わってきます。今一度復習!!
ポーセレンインレーをレジンセメントで窩洞に接着するための処置!!
①ポーセレンインレー内面:サンドブラストによる凹凸形成、シランカップリングによる化学的結合
✳︎インレー内面に行うリン酸処理はただの清掃扱いです。
②窩洞内面 : エッチング処理による機械的嵌合、ディンティンプライマーによる科学的結合
③用いるセメント : レジンセメント
となります。
【選択肢考察】
a シラン処理:これは正解。レジンとシリカを科学的に結合させますよ!
b グレージング:これは陶材に艶を出す処理、ポーセレンインレー製作過程では行いますが、接着の内面処理ではないですね!
c ステイニング : これも陶材に色をつける処理。製作過程での話
d サンドブラスト:これを行わない補綴物はほぼありません!凹凸形成して機械的嵌合げっと!
e レジンコーティング : これはポーセレンインレーの窩洞へ行う裏層処理です。
《レジンコーティングのインプット事項》
・ポーセレンインレーやcrインレーの窩洞内面に、フロアブルレジンによる裏層
・目的は①接着生向上 ②外来刺激の遮断
・レジンコーティングを行ったら、シリコン印象前に必ず「アルコールで窩洞表面の未重合層を拭き取る」を忘れない!
→僕はよく忘れて、シリコンの印象面が荒れる荒れるっっw
【正解】
a,d
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- 出典:厚生労働省ホームページ