歯科材料のツボ

初めまして合格請負人ことmiuです。歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。連絡先メール: tidmiu@gmail.com ラインID: tidmiu インスタアカウント:tid_miu

115回歯科医師国家試験【115B-86】 歯科理工学 流し込みレジン

 今日は我が大学の卒業式です、自分も留年を繰り返したため、卒業式なんていきたくねーーーー と思っていたのですが、なんだかんだで部活の後輩や同期達に祝って頂き今となっては「あぁ。とりあえず出席してよかった」とひしひしと感じます。

先ほど、教え子たちと写真を撮ってきました。

「せんせー写真撮りましょうよ!」と言ってくれるのがとても嬉しく、この仕事をしていてよかったと思える瞬間ですね(*´▽`*)

来年の今頃、このブログを読んでくださっている皆様にも満開の桜が咲くことを心より願っております。

 

 

【115B-86】

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【解説】

流し込みレジンとは義歯床製作する際に用いる常温重合床用メチルメタクリレートレジンです!

というか、普通に理工で勉強する「常温重合レジン」の話!

こいつの組成は加熱重合レジンとほぼ同じで、主成分はMMA、PMMAです。

重合開始材としてBPO、重合禁止材としてHQ、そして架橋性モノマーとしてEGDMAです。ここまでは共通!

では、何が違うのか?

加熱重合レジンとはPMMAの粒径や重合開始剤の添加量、重合促進材の添加量が異なります!

加熱重合レジンが餅状期にフラスコ填入するのに対し、常温重合レジンではスラリー状で流し込むというところも異なりますね!

 

【選択肢考察】

×a リン酸塩系埋没材はコバルトクロム合金や陶材焼付け用合金の埋没材です!。

 

×b 解説参照。

 

○c 加熱重合レジンの紛液比と比較して、常温重合レジンの紛液比は小さいです!

 

×d 解説参照。

 

×e 混和にエチルアルコールを用いる材料は、粘膜調整剤です!。

 

【正解】

c

 

またどこかでお会いしましょう♪アデュ~(*´♡`*) 

★コンテンツまとめ記事はこちら

v33-mddt.hatenablog.com

 

v33-mddt.hatenablog.com

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。