歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

義歯用材料のツボ②

 

 トーラーンプーえぇぇぇ!!!なんだあいつ!あいつが来日したせいで検問は多いは、交通規制すごいは、首都高都心部封鎖って!

織田裕二ですらレインボーブリッジ閉鎖できなかったんだぞ!?

さて、今回は「義歯用材料のツボ②」です

 

【インプット事項】

 

  では、本日は加熱重合レジンと常温重合レジンの比較です。ここは定番中の定番、古から現代まで出題されてます。単純暗記だとつらいので、イメージを持って覚えましょう!アクリルレジンはお好み焼きです!( ・´ー・`)

お好み焼きミックスの粉(PMMA)と水(MMA)の量で変わります。

加熱重合レジンはお好み焼き! 常温重合レジンはもんじゃ焼き

お好み焼きは水に対して粉が多い(粉液比大)、そして食べ応えがある(硬いつよい)

もんじゃ焼きは水に対して粉が少ない(粉液比小)、食べ応えがない(硬さが弱い)。

 

性質

加熱重合レジン(お好み焼き)

常温重合レジン(もんじゃ焼き

PMMAの平均分子量

大きい(食べ応え有)

小さい(約40万)

PMMAの粒子径

大きい(食べ応え有)

小さい(25~50㎛)

液への促進剤の添加

なし(熱でBPO分解するから不要)

あり(DMPTで分解する)

粉液比

大きい(2~2.5:1)

お好み焼きは粉が多い

小さい(1~1.5:1)

➡もんじゃは粉が少ない

重合開始期溝

熱によるBPOの分解

第三アミンによるBPOの分解

硬化したレジンの分子量

大きい(食べ応え有)

小さい

未反応モノマー

少ない

多い(粉が少ないから水が多い)

為害作用

少ない

多い

硬化時の収縮(寸法安定性)

大きい(0.3~0.5%)

硬化時に熱が絡むので収縮大

小さい(0.2%)

適合性

やや不良

寸法安定悪いのでやや不良

良好

機械的性質

良好(食べ応え有)

やや不良

耐変色性

良好

やや不良


 

≪臨床問題への応用≫

 

 

【問題】

歯科理工学:112-C45

 常温重合レジンに比べて加熱重合レジンで大きいのはどれか。3つ選べ。

 

a 粉液比

b 曲げ強さ

c 残留モノマー量

d 硬化時の寸法変化

e 重合開始剤の添加量

 

【解説】  

 なんという・・・この令和の時代において、古のような問題。まさか112回でこんな古典的なところが・・・ ですが、意外と間違えている学生が多いのです。しっかり確認しましょう!

ようは、もんじゃ焼きと比較してお好み焼きで大きいのどーれ?です!

 

a 粉液比

➡粉が多いのはお好み焼き、なので加熱重合レジンで大!

 

b 曲げ強さ

➡食べ応えがあるのはお好み焼き、なので加熱重合レジンで大!

 

c 残留モノマー量

➡水が残ってるのは、水に対して粉が少ない常温重合レジン!

 

d 硬化時の寸法変化

➡寸法変化が大きいのは加熱する加熱重合レジン!

 

e 重合開始剤の添加量

➡これは変わりなし!

 

【正解】

a,b,d

 

では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。