トーラーンプーえぇぇぇ!!!なんだあいつ!あいつが来日したせいで検問は多いは、交通規制すごいは、首都高都心部封鎖って!
織田裕二ですらレインボーブリッジ閉鎖できなかったんだぞ!?
さて、今回は「義歯用材料のツボ②」です
【インプット事項】
では、本日は加熱重合レジンと常温重合レジンの比較です。ここは定番中の定番、古から現代まで出題されてます。単純暗記だとつらいので、イメージを持って覚えましょう!アクリルレジンはお好み焼きです!( ・´ー・`)
お好み焼きミックスの粉(PMMA)と水(MMA)の量で変わります。
加熱重合レジンはお好み焼き! 常温重合レジンはもんじゃ焼き!
お好み焼きは水に対して粉が多い(粉液比大)、そして食べ応えがある(硬いつよい)。
もんじゃ焼きは水に対して粉が少ない(粉液比小)、食べ応えがない(硬さが弱い)。
性質 |
加熱重合レジン(お好み焼き) |
常温重合レジン(もんじゃ焼き) |
PMMAの平均分子量 |
大きい(食べ応え有) |
小さい(約40万) |
PMMAの粒子径 |
大きい(食べ応え有) |
小さい(25~50㎛) |
液への促進剤の添加 |
なし(熱でBPO分解するから不要) |
あり(DMPTで分解する) |
粉液比 |
大きい(2~2.5:1) ➡お好み焼きは粉が多い |
小さい(1~1.5:1) ➡もんじゃは粉が少ない |
重合開始期溝 |
熱によるBPOの分解 |
第三アミンによるBPOの分解 |
硬化したレジンの分子量 |
大きい(食べ応え有) |
小さい |
未反応モノマー |
少ない |
多い(粉が少ないから水が多い) |
為害作用 |
少ない |
多い |
硬化時の収縮(寸法安定性) |
大きい(0.3~0.5%) ➡硬化時に熱が絡むので収縮大 |
小さい(0.2%) |
適合性 |
やや不良 寸法安定悪いのでやや不良 |
良好 |
機械的性質 |
良好(食べ応え有) |
やや不良 |
耐変色性 |
良好 |
やや不良 |
≪臨床問題への応用≫
【問題】
歯科理工学:112-C45
常温重合レジンに比べて加熱重合レジンで大きいのはどれか。3つ選べ。
a 粉液比
b 曲げ強さ
c 残留モノマー量
d 硬化時の寸法変化
e 重合開始剤の添加量
【解説】
なんという・・・この令和の時代において、古のような問題。まさか112回でこんな古典的なところが・・・ ですが、意外と間違えている学生が多いのです。しっかり確認しましょう!
ようは、もんじゃ焼きと比較してお好み焼きで大きいのどーれ?です!
a 粉液比
➡粉が多いのはお好み焼き、なので加熱重合レジンで大!
b 曲げ強さ
➡食べ応えがあるのはお好み焼き、なので加熱重合レジンで大!
c 残留モノマー量
➡水が残ってるのは、水に対して粉が少ない常温重合レジン!
d 硬化時の寸法変化
➡寸法変化が大きいのは加熱する加熱重合レジン!
e 重合開始剤の添加量
➡これは変わりなし!
【正解】
a,b,d
では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ