歯科材料のツボ

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116回歯科医師国家試験【116B-56】保存修復学:スライスカット編

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【116B-56】

【解説】

 2級のメタルインレー窩洞における隣接面形態にはフレアカーブ形態(ア)とスライスカット形態(イ)の二種類が存在する。フレアカーブ形態はスライスカット形態と比較して以下の特徴を有する。

【フレアカーブ形態の特徴】

・2級メタルインレー窩洞における形成である。

・イスムスから頬側あるいは舌側に向かう外形線を湾曲した形態にする。

・スライスカット形態と比較すると健全歯質を保存することできる。

・スライスカット形態と比較すると頬舌的に見える金属量が少なく、審美的である。

 

【選択肢考察】

〇a、c フレアカーブ形態はスライスカット形態と比較すると健全歯質を保存できる形態であるため、審美的に有利である。

×b メタルインレーにおける辺縁封鎖性はストレートベベルに起因するため、両者に有意な差は認められない。

×d メタルインレーにおける修復物の適合性は、窩洞における凸隅角の整理や製作過程に起因するため、両者に有意な差は認められない。

×e フレアカーブを用いることで短い歯間距離への対応することは不可能である。

 

またどこかでお会いしましょう♪アデュ~(*´♡`*) 

★116回解説講義★

 

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v33-mddt.hatenablog.com

 

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  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。