歯科材料のツボ

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116回歯科医師国家試験【116B-84】義歯:アクリルレジン内部の気泡編

 先日学生さんから「ブログ楽しみにしてます(*´▽`*)」と言われ、

「え、好き」

となるくらい閾値の低いmiuです。流石男子校、もうすぐ40の壁が見えてきても、女の子への耐性は高校のままです。

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【116B-84】

【解説】

 この問題は義歯というより、完全に理工学。。。まさか、理工学の問題で臨床3点をゲットできるとは・・・🤤

 

《加熱重合レジンにおける内部気泡の原因インプット事項》

・餅状期前での填入

・レジンの混和

(加熱重合レジンは水飴のようなものなので、混ぜると気泡が入ります。

・レジンの一括填入

(分割填入すると、その間に気泡が発生します。)

・試圧不足

(餅状レジン填入した際にポリエチレンフィルムを介した加圧を試圧と言い、その目的は脱泡です。)

・予備重合をせず、沸騰水での重合

BPOの分解温度は70℃なので、一度70℃のお湯で重合を行う事を予備重合と呼びます。いきなり沸騰水へ入れると、アクリルレジン内部に気泡発生します。)

 

【選択肢考察】

✕a 70で徐々に加熱するという事は、しっかりと予備重合を行ったという事。気泡の原因にはなりません。

✕b レジンの粉と液を混和時に振動させたという事は、練和を行わなかったという事。気泡の原因になりません。

✕c レジンの一括填入は気泡の発生の原因になりません。

〇d 餅状前のレジン填入は気泡の発生の原因になります。

〇e 不十分な加圧は気泡発生の原因になります。

 

【正解】

d,e

 

 

 

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  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。