歯科材料のツボ

初めまして合格請負人ことmiuです。歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。連絡先メール: tidmiu@gmail.com ラインID: tidmiu インスタアカウント:tid_miu

117回歯科医師国家試験【117B-67】保存修復学:診査診断

きたる来週の金曜日の20時から、3年目になりますが、117回解説講義を行います!

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僕が解説できる範囲ですが、1時間程度の講義とその後の質問も受け付けております!!

いつもJDSA様お世話になってます(´;ω;`)

こんど飯でもいきましょう!!

 

【117B-67】

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【解説】

 保存修復学お得意の診査診断問題です。

患者:48歳女性

主訴:下顎右側大臼歯咀嚼時違和感

病態:自発痛無し、頬側歯肉の圧痛

レントゲン:6番辺縁骨から根尖部への連続した透過像

 

辺縁から根尖までの透過像により、「歯内ー歯周疾患」をまず疑います。そしてそこから、歯内由来か歯周病由来かを診査していきましょう。

重要なのは、歯の生死と歯周ポケットの深さです。

診査で失活歯の場合、歯内由来の可能性が高いです。

歯周ポケットが深い場合は歯周由来の可能性が高いです。

 

【選択肢考察】

⚪︎a 温度診は歯の生死を診査します。歯内ー歯周疾患において重要な検査です。

✖︎b麻酔診は急性症状が強く原因歯が特定できない場合に行う検査です。

⚪︎c歯髄電気診は歯の生死を診査します。歯内ー歯周疾患において重要な検査です。

⚪︎dプロービングは歯周ポケットを診査します。歯内ー歯周疾患において重要な検査です。

✖︎eレーザー蛍光強度測定は初期う蝕の診査に利用します。

 

【正解】

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