歯学部オンライン予備校TIDブログ「歯科材料のツボ」

合格請負人ことmiuです。歯科国試、進級、卒業対策。材料から臨床問題を読み解くブログ。連絡先メール: tidmiu@gmail.com インスタアカウント:tid_miu

118回歯科医師国家試験【118A-76】義歯:顎義歯

全ての歯学部生を、歯科医師へ。

TID代表講師のmiuです。
大学で5年以上教え、歯科予備校では10年以上、
100人以上を国家試験合格へ導いてきました。

このブログでは、
国家試験の問題解説と、合格に必要な“本物の戦略”をお届けします。

夢を諦めないすべての歯学部生へ——。

 

【解説】

顎義歯は、歯の欠損だけでなく、歯槽堤や顎骨を含む大きな欠損に対して適用される補綴装置です。先天異常、外傷、腫瘍切除、重度炎症などの外科的切除後に用いられます。

≪インプット事項≫

主な機能回復と目的


顔貌の回復:頬や唇の陥没を防ぎ、外観を整える

嚥下機能の改善:舌や口腔底の形態を回復し、食塊形成・送り込みを支援

構音機能の改善:鼻咽腔閉鎖の補助により、発音障害を軽減

口腔・鼻腔間の遮断:食物や液体の鼻腔への漏出を防止

呼吸機能の改善:気道構造の保持・再建により呼吸を助ける

心理的支援:顔貌や機能の喪失による精神的ストレスの軽減

 

【選択肢考察】

×a 栓塞部は充実型より、天蓋開放型や中空構造にすることで脱離を防止できる。

×b 骨欠損がある右側では緊密な工合はさせない。

〇c 残存顎堤と緊密に適合させることで、支持力を向上する。

〇d 顎欠損部にも人工歯は排列する、しかし、緊密な咬合はさせない。

〇e 鼻腔のアンダーカットを維持に用いる。その際、粘膜調整剤を塗布する。

 

【正解】

c,d,e

 

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  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。