全ての歯学部生を、歯科医師へ。
TID代表講師のmiuです。
大学で5年以上教え、歯科予備校では10年以上、
100人以上を国家試験合格へ導いてきました。
このブログでは、
国家試験の問題解説と、合格に必要な“本物の戦略”をお届けします。
夢を諦めないすべての歯学部生へ——。
【解説】
顎義歯は、歯の欠損だけでなく、歯槽堤や顎骨を含む大きな欠損に対して適用される補綴装置です。先天異常、外傷、腫瘍切除、重度炎症などの外科的切除後に用いられます。
≪インプット事項≫
主な機能回復と目的
顔貌の回復:頬や唇の陥没を防ぎ、外観を整える
嚥下機能の改善:舌や口腔底の形態を回復し、食塊形成・送り込みを支援
構音機能の改善:鼻咽腔閉鎖の補助により、発音障害を軽減
口腔・鼻腔間の遮断:食物や液体の鼻腔への漏出を防止
呼吸機能の改善:気道構造の保持・再建により呼吸を助ける
心理的支援:顔貌や機能の喪失による精神的ストレスの軽減
【選択肢考察】
×a 栓塞部は充実型より、天蓋開放型や中空構造にすることで脱離を防止できる。
×b 骨欠損がある右側では緊密な工合はさせない。
〇c 残存顎堤と緊密に適合させることで、支持力を向上する。
〇d 顎欠損部にも人工歯は排列する、しかし、緊密な咬合はさせない。
〇e 鼻腔のアンダーカットを維持に用いる。その際、粘膜調整剤を塗布する。
【正解】
c,d,e
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