色々ありまして、火曜の更新ができずに申し訳ございませんでした(-_-;)
仕事が今後より忙しくなりそうです、どうにか更新を続けたいですね・・・
さて、本日は「裏層材のツボ② リラインのツボ」です。
【インプット事項】
・目的:顎堤吸収により不適合になった義歯粘膜面を1-2mm削除して新しいレジンに置き換える)
・正常粘膜に行うことが前提
➡長期症例で主訴が「痛み」の場合は粘膜調整を行い、その後リライン
・人工歯の位置、配列が適正で咬合関係の狂いが生じていないもの
・直接法はダイナミック印象を行わない、間接法はダイナミック印象を行う。
【流れ】
①直接法
・義歯粘膜面を一層削除
・接着剤塗布
・常温型、光重合型リライン材を塗布
・口腔内にて保持
・形態修正
②関節法
・義歯粘膜面を一層削除
・義歯床をトレーとして機能印象
・ボクシング
・石膏模型製作
・咬合面コアを製作し、ジグにて固定
or
・フラスコ埋没
・印象材を除去後、レジン填入
・重合
・形態修正
ってゆーても、こんな文字で起こされても分からないと思います。
なので「リライン リベース ガイドライン」で検索し、補綴学会のPDFを見てください。
本当にわかりやすいですよ!
【問題】
全部庄義歯111:C-7
76歳の男性。上顎義歯が外れやすいことを主訴として来院した。上顎全部庄義歯は三年前に製作したという。検査の結果、咬合関係に問題が認められなかったため、間接法によるリラインを行うこととした。一連の操作過程の写真を別に示す。
操作の過程を実施の順番に並べよ。
解答:①➡②➡③➡④➡⑤
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
【解答】
問題にも注目してください。
「上顎義歯が外れやすいことを主訴」➡顎堤吸収が起こってる
「咬合関係に問題が認められなかった」➡リライン可能
結論から申し上げますと、答えは
イ ➡ オ ➡ エ ➡ ウ ➡ ア
イ:旧義歯を利用してダイナミック印象を行ってます
オ:その後、石膏を注いで模型を製作してます。
エ:フラスコにダイナミック印象材付着したまま埋没
ウ:印象材を除去し、義歯庄粘膜面を一層削除
ア:アクリルレジンを填入
- 出典:厚生労働省ホームページ