来週はコミケらしいです、中高時代の友人から「サークルの打ち上げ飲み会やるけど来るだろ?」とラインが入りました。高校卒業して16年・・・いまだにやれ、「今期の覇権アニメはぁ~」やれ「冬は何の本にするー?」やら 良い大人が安い居酒屋で語れるのは有難いですね( ;∀;)
ちなみに今期は、女子高生の無駄使いとダンベル何キロ持てる、炎炎ノ消防隊で安パイでしょう! はっ!!しまった、夏コミが近づいてたから、オタ成分がにじみ出てましたね!こんにちは33-MDDPです。
【インプット事項】
せっかくメタルボンドを勉強したので、今度はジルコニアボンドを勉強しましょう。
ですが、その前にジルコニアの物性から!
まず、ジルコニアってなんやねん!
酸化ジルコニウム(ZrO2)です!! って金属じゃないんかい!
違うんです、金属は「金属結合」してるんです!
そもそも、セラミックスは金属酸化物などが「イオン結合」してるんです。
よって、酸化ジルコニウムがイオン結合しているので、ジルコニアはセラミックスなんです!
酸化ジルコニウムのみだと結晶構造が弱いので、イットリア(Y2O3)やマグネシア(MgO)などを添加させて安定化させてます。
イメージ的には金属化合物のCuみたいな感じです。
【所要性質】
①高靭性、高強度
②ジルコニア事態は光透過性が少ない
③生体親和性に富む
④CAD/CAMにて半焼成状態で成形され、そのあとに焼結(シンタリング)される。
⑤半焼成体を焼結する際に収縮が大きい
気をつけて欲しいのが、④!
ジルコニアはCAD/CAMで製作されますが、その際完全に焼いた「完全焼結」のブロックを削り出すことはほぼしません!
生焼け状態の「半焼結体」のブロックから削り出して、そのあと焼結するんです!
それを、シンタリングと言います!
このシンタリングという単語、まだ出てません!気をつけてください!
≪臨床問題への応用≫
【問題】
歯冠補綴学:107C-48
半焼結体を焼成して製作した補綴装置のフレームワークの写真を示す。
このフレームワークについて正しいのはどれか。2つ選べ。
a 延性材料である
b エックス線透過性である
c 吸水性はレジンより大きい
d CAD/CAMによって製作される
e 焼成時の収縮量は金属の鋳造収縮より大きい
【解説】
a 延性材料である
➡のびねーよ!延性材料といったら金属材料ですね!なので、破断点と降伏点の距離が長いのです!
b エックス線透過性である
➡補綴物は基本的にエックス線不透過性を示します。
c 吸水性はレジンより大きい
➡つかいもんになんねーーな、それwww ほぼありません!
d CAD/CAMによって製作される
➡まずこれ!「半焼成で削り出す、そのあと焼結(シンタリング)」です!
e 焼成時の収縮量は金属の鋳造収縮より大きい
➡ジルコニアの焼成収縮は25~30%ほど収縮します。金属はゆーて高融点でも3%弱・・・ なので、削り出す際にジルニアの焼成収縮をみこして削り出します。
【正解】
d e
では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
- 出典:厚生労働省ホームページ