歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

歯科用陶材のツボ⑥ 番外編ジルコニアボンドのツボ③

 ほんっっと、学生さんたちは良いところに住んでますな・・・

部屋を借りるために先週、物件探しに行っていたのですが よく話を聞くんと、個別指導の学生さんたちのほうが良いところ住んでますね・・・羨ましい・・・

さて、軽く夏バテ気味ですが皆さん、今年もあと4か月ですからね!!

国家試験まで5か月です! 秒で来ますよ!! 気を引き締めていきましょう!

 

 

【インプット事項】

 

≪製作法前回からのつづき

 

 

⑥ ジルコニアフレーム口腔内試適

 ➡ コンタクト、嚙み合わせは検査不可。対合歯との距離(クリアランス)を確認する

 

⑦ ジルコニアフレームの上に陶材築盛

 ➡ 気を付けなければならないのは3つ!

「オペーク陶材は不要」「ディガッシング不要」「ジルコニアと陶材との結合は焼結」

です!!

「オペーク陶材は不要」

 ➡ジルコニアは金属色ではないので、オペーク陶材は不要。いきなりボディタイプの陶材を築盛してください。もちろん「コンデンス」は必要です。

 

「ディガッシング不要」

 ➡ジルコニアと陶材はどの様にくっついているか?それは焼き付いています。メタボンのような「酸化膜を介しての結合」ではないため、ディガッシングは不要です。

 

ジルコニアと陶材との結合は焼結」

 ➡上で述べたように、ジルコニアと陶材は焼き付いています。

 

⑧コンデンス後、陶材焼成

 

⑨ビスケットベイク試適

 ➡メタボンと同じように、このタイミングで「コンタクト」「嚙み合わせ」が診査できるようになります。

 

⑩ステイニング、グレーシング

 

≪臨床問題への応用≫ 

【問題】

歯冠補綴学:111-A

 

 クラウンの写真(A、B)を別に示す。

製作過程でAのみで行う操作はどれか。2つ選べ

 

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a 焼 結

b 鋳 造

c 陶材築盛

d グレージング

e ディギャッシング

 

 【解説】

 写真からAがメタボン、Bがジルボン(多分・・・もしかしたらオールジルコニア)と判断がつくようにしましょう。選択肢からも分かりますね、ここでBの写真を硬質レジンCAD/CAM冠と勘違いしないように!

ということは、A,Bに共通することは「陶材築盛~焼成~ステイニング、グレーシング」です。

Aは金属に対する処置Bはジルコニアに対する処置が必要です。

 

a 焼 結

 ➡ ジルコニアも焼結しますが、陶材も焼結します。よってこれはA,B共通!

 

b 鋳 造

 ➡ うん、これはメタボンですね。もちろん用いる埋没材は「リン酸塩系埋没材」ですよ。

 

c 陶材築盛

 ➡ これも共通部分です。

 

d グレージング

 ➡ これも共通。

 

e ディギャッシング

 ➡ これは、1000°程度でメタルフレームに熱処理を行って、In,Snを選択的に酸化させる処置。メタボンのみです!

 

【正解】

b,e

 

ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。