お久しぶりです、35MDDTです。大学でこのブログがバレているらしく、「先生、理工だけじゃなくて義歯と補綴もやってよ」と言われて、とてもありがたくしがない助教の僕はうれしい限りですが・・・
できるわけねぇだろ( i _ i ) 俺だってやりたいけど、それやったら大学に居場所なくなりますよ!
そんな皆様に少しでも力になれるプラットフォームを準備中です。
そして、新年度が始まりました。いまから114回の気になった問題を解説していきたいと思います、皆様の力に少しでもなれたらと思います。
【114回A-90 全部床義歯】
【解説】
ついに出ました、ゴシックアーチの手順!! これをA問題の最後にもってくる時点で114回エグい!💦
皆様は解けたでしょうか?
さて・・・ 普通の咬合採得は
①リップサポートの決定
②仮想咬合平面
③垂直的顎位の決定
④水平的顎位の決定
⑤転覆試験
⑥基準線の記入
⑦フェイスボウ
さて・・・ よく言うゴシックアーチが水平的顎位と言いますが、上記の流れの④に「水平的顎位(ゴシックアーチ)」は可能でしょうか?
答えは・・・・ NO!!だ!
何故ならば・・・・ 描記板、針が付いていないからです、ではその針と板はどこでつけるのか?
もちろん「咬合機」上です、と言うことはゴシックアーチを行う前に「咬合機」に一度付着しないとゴシックアーチはできないのです!!
ということは、どうなるか?先ほどの①ー⑦の後に
⑧ゴシックアーチ
がきます、そしてゴシックアーチで採得した水平的顎位と④で採得した水平的顎位が同じか異なるかをスプリットキャストにて確認し、下顎模型をリマウントです!
a : ワルクホッフでの水平的顎位採得です
b:ゴシックアーチなうです
c : 仮想咬合平面決定してます
d:前歯基準線かいてます
e : これ判りにくいですが、水平的顎位採得前の咬合堤軟化です
ということは・・・
C→E→A→D→B
となります!
では、またどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*)
出典:厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/index.html
「歯科医師国家試験」(厚生労働省)歯科医師国家試験 過去問
を加工して作成。