歯科材料のツボ

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117回歯科医師国家試験【117C-36】歯冠補綴学:ラミネートベニヤの補修修復

 やはり、出張講義は良いですね。たまに「ブログみてます」とお声がけ頂ける方に出会えるととても励みになります(*'ω'*)

 

【117C-36】

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【解説】

主訴:ポーセレンラミネートベニアのはせつ

初見:上顎左側中切歯のラミネートベニア部分破折

処置:CRを用いた補修修復

 

ということで、CRの補習修復をするので被着面を考えましょう。

①エナメル質

②ポーセレンラミネートベニアの破折面→シリカ

そこで、機械的嵌合と化学的結合を加味すると

機械的嵌合→リン酸エッチング、口腔内サンドブラスト

化学的結合→シランカップリング、歯質接着モノマー

 

【選択肢考察】

⚪︎a リン酸エッチング機械的嵌合に有効である

⚪︎b 口腔内サンドブラストによる機械的嵌合は有効である

×c レジンコーティングはCRインレー、セラミックインレー窩洞へ行う処置である。

×d 硫黄系機能モノマーは貴金属に対して有効である。

⚪︎e シランカップリング剤はポーセレンラミネートベニアに対して有効である。

 

【正解】

a,b,e

 

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  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。