歯科材料のツボ

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116回歯科医師国家試験【116B-89】歯科理工学:30分後に中性になるセメント編

 最近の楽しみが、休みの日に行うラインニングで「あぁ、休みの日晴れないかなぁ」と思う事しかないという老後のおじいちゃん的になってきたmiuです。

昔は「走って何が楽しんだろ?」と真剣に考えていましたが、僕も年を取ったのでしょう・・・ 純粋に「ただ景色を楽しみながら走る」という行為が、こんなにも楽しいなんて思ってもいなかった・・・・ 

 

【116B-89】

練和開始から30分程度で酸性から中性に近づく合着用セメントはどれか。2つ選べ

a リン酸亜鉛セメント

b MMA系レジンセメント

c グラスアイオノマーセメント

d コンポジット系レジンセメント

e ポリカルボキシレートセメント

【解説】

 液部に酸水溶液を使用するセメントは、練和直後に多少の歯髄刺激があるといわれています。

この歯髄刺激は遊離酸が原因で、硬化反応が進み時間が経過するに伴い減少していきますが、どれくらいの時間で中世に戻るかがポイント!

液部の主成分がポリアクリル酸からなるポリカルボキレートセメントおよび、グラスアイオノマーセメントは練和開始から30分程度で酸性が弱まります

リン酸亜鉛セメントは練和開始60分程度で酸性が弱まります

 

【選択肢考察】

✕a リン酸亜鉛セメントは練和開始後60分程度で酸性が弱まります。

✕b MMA系レジンセメント重合反応で硬化するため、酸による影響は少ないです。

〇c グラスアイオノマーセメント練和開始から30分程度で酸性が弱まります。

✕d コンポジット系レジンセメントは重合反応で硬化するため、酸による影響は少ないです。

〇e ポリカルボキシレートセメント練和開始から30分程度で酸性が弱まります。

 

【正解】

c,e

 

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  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。