歯科材料のツボ

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116回歯科医師国家試験【116D-20】歯科理工学:陶材焼付用金合金編

3月25日の夕方から116回解説講義をJDSA様主催で開催することが決定しました

 

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1時間半程度をかけて、116回歯科医師国家試験問題傾向と理工分野、補綴分野、インプラント分野、保存修復分野、義歯分野の科目をおさらいします!

来年度6年生の方も、低学年で今のうちから国家試験の内容を把握しておきたい方も是非無料なのでご参加ください(*´▽`*)

 

 

【116D-20】

陶材焼付用金合金と前装材の化学的結合に関与するのはどれか。1つ選べ。

a Al

b Cu

c In

d K

e Si

 

【解説】

こういう当たり前の問題を確実に得点することが国家試験合格の最重要項目だと感じております!

インプット事項

陶材焼付用金合金の所要性質とその添加元素

・合金と陶材の熱膨張係数が近似している ➨ Pt,Pd

焼成温度で合金が融解を生じない ➨ Pt,Pd

・陶材とのぬれ性が良好で、陶材と化学的に結合する ➨ In,Sn

・器械的性質に優れている ➨ Pt,Pd

・陶材の色調に影響を与えない ➨ Cu,Agを含まない。

特に、陶材との化学的結合にIn,Snの析出による酸化膜が関与してます。これは、陶材焼付用金合金で製作した金属コアを1000~1050℃の真空中で熱処理を行う(ディガッシング)ことにより、In,Snが析出し酸化膜が形成されます。この酸化膜がオペーク陶材中のIn,Snと化学的に結合します。

 

【正解】

 

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v33-mddt.hatenablog.com

 

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  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  2. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。