歯科材料のツボ

初めまして合格請負人ことmiuです。歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。連絡先メール: tidmiu@gmail.com ラインID: tidmiu インスタアカウント:tid_miu

113回 義歯振り返り 遊離義歯編

 今週末、久々に他大学へ出張講義です。また呼んでいただけるなんてとても光栄なのですが。。。 不安だよぉ(´;ω;`) やはり自分の大学で講義するのと、他大で講義するのはわけが違う。。。

特に前にお邪魔した時期と異なり、国家試験直前のあの緊張感・・・

 

耐えられるかしら・・・

 

ですが、あの学食の雰囲気はとても好きです。

今から学食でカツ煮丼を食べることだけを糧に、この一週間資料を製作しますね!

 

 

【113D-76】

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【解説】

 素敵な問題、各単語の意味を知らないと選びにくい問題です。

①囲曉性:これは読んで字の如く歯質を「囲う」ということ。囲うということは、それだけ「把持」が増加します。

 

②維持力:これも読んで字の如く「維持」、義歯が「脱離」するときに外れないようにする力。

 

③咬合圧の分散:義歯に加わる咬合圧を分散すると「支台歯がうけるダメージが減り」ます。これには、リジットサポートやフレキシブルサポートが含まれます。

 

④受動性の付与:みんなをいつも悩ます受動性・・・ シンプルに「義歯が外れるときは維持、義歯が沈下するときは支持、義歯が揺れるときは把持で抵抗しろ! それ以外の何もない時はじっとしていろ!!!」が受動性。なので、全てのクラスプに求められる要件ですね。

 

⑤拮抗作用の付与:これは例えばエーカースクラスプの把持腕が、維持腕から支台歯に負荷される内側への力を相殺することを「拮抗作用」といいます

 

遊離義歯はそもそも欠損部の両側に支台歯がありません、そのため義歯で咬合したときものすごく沈下します💦

それに伴い、支台歯へのダメージが半端ないのでこの力を分散する必要があります。

よって答えは

 

【解答】

c

 

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 ★コンテンツまとめ記事はこちら

v33-mddt.hatenablog.com

 

v33-mddt.hatenablog.com

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。