歯科材料のツボ

歯科国試、進級対策。材料から臨床問題を読み解くブログです。月、水、金更新予定。何かご連絡は hema33mddt@gmail.com まで。

国試に向けてみんな大嫌いなところやりましょうシリーズ②

 この時期、生徒さんから「先生とやったところ出たよ!できた出来た!先生のおかげ」という言葉を頂くと「ふふふー、読み通り!!」と嬉しくなります。

前も言いましたが、国試や卒試の過去問をいくら解いても点数は伸びません。

少し捻られたら終わりです。

必ず、その問題の「本質」を理解して自分の知識に落とし込んでください。

そうすれば、いくら捻られようが解けます。

皆さんが大学受験するときに、赤本の問題を覚えましたか?

違うはずです。

「個々の大学は、こういう問題を良く出すから、こういう考え方を頭に叩き込もう」と勉強したはずです。

卒試でも国試でも「どういう問われ方をするか」を掴んでください。そうすれば得点率は伸びます!

あと国試まで1か月半!来年のクリスマス、大晦日は浴びるほど酒を飲んで遊んでください。今年は浴びるほど勉強しましょう!

 

≪112回B-64≫

半調節性咬合器の写真と調節機構の写真、および下顎切歯点における限界運動範囲の模式図を別に示す。

矢印で示す調節機構の設定に必要な下顎位が存在するのはどれか。2つ選べ。

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a ア

b イ

c ウ

d エ

e オ

 

【解説】

まず、この問題で理解してほしいのは写真Aは半調節性のアルコン型咬合器

 

【アルコン型咬合器インプット事項】

下頭球が下弓についている。

顆路角の調節に必要なのはチェックバイト(全調節咬合器はパントグラフ)

顆路は直線で表される(全調節咬合器は曲線)

作業側のベネット運動再現出来ない

平衡側のベネット角を再現できる

➡下顎を左側方運動させた時、大きく動く下頭は右。ベネット角は右に発生します。

 よって、左のチェックバイトで調節できるのは右の顆路角です

 

さて、この問題は左の矢状顆路角を示しています。

矢状顆路角は下顎を横から見た時の顆路角です。

そして、下顎が前方に動いたときの矢状顆路「矢状前方顆路」

下顎が側方に動いた時の平衡側を横(矢状面)から見た矢状顆路「矢状側方顆路」

といいます。

 

よって、今回アルコンの左の矢状顆路角を調整するためには、前方運動した時と右側方運動した時となります。

 

【正解】

b,c

 

ちな、矢状側方顆路と矢状前方顆路の角度の差をフィッシャー角と言います。

 

 

ではまたどこかでお会いしましょう、アデュー(*´♡`*) 

 

 

  1. 出典:厚生労働省ホームページ 

    https://www.mhlw.go.jp/index.html

  1. 歯科医師国家試験」(厚生労働省

    歯科医師国家試験 過去問

    を加工して作成。